テレアポとメールどちらが案件獲得に効果的?例文やメールの書き方も

テレアポ メール_アイキャッチ

テレアポとメール営業は、掛け合わせて活用すると効果を最大化できます。たとえばあらかじめメールを送っておき、そのフォローとして電話をするとより顧客との距離を縮めやすいでしょう。またはテレアポを行い、その内容確認やフォローとしてメールを送るのも一つの手です。

しかし、テレアポもメール営業も、顧客の見込み度に合わせてアプローチする必要があります。そこで本記事では、テレアポとメールの併用例や、顧客の見込み度に合わせたメールの例文を紹介します。

また、アポ獲得率を高めるためのポイントも。ぜひ営業活動のヒントにしてください。

目次

テレアポとメールどちらを活用すべき?

テレアポとメールは、状況に応じて使い分ける必要があります。以下のとおり、それぞれのメリットやデメリットを活かし、最適なシーンで活用するのがおすすめです。

スクロールできます
テレアポメール営業
このような会社
におすすめ
・Webを活用していない顧客をターゲットとしている
・B to Bのビジネススタイル
・商材が複雑
・見込み客がある程度定まっている
・Webを活用している顧客をターゲットとしている
・B to Cのビジネススタイル
・商材がキャッチーで分かりやすい
・不特定多数に営業をかける必要がある
メリット・その場でヒアリングできる
・成功すればすぐ商談へ進める
・Webでリーチできない企業にも営業できる
・成果の集計がしやすい
・アポ率が高い(約2~5%)
・一斉に送信できるため効率が良い
・コストがかからない
・スタッフの精神的負担が少ない
デメリット・アポ率が低い(0.1%~1%)
・1回に一件しか架電できず効率が悪い
・人件費がかかる
・担当者の精神的な負担が大きい
・開封率が不明(結果を集計しにくい)
・迷惑メール扱いされてしまう場合もある
・決裁者にリーチしにくい
・Webを活用していない客層にはリーチできない

テレアポのコツについては、「【BtoB向け】テレアポの平均成功率は?アポ獲得に向けた秘訣を解説」の記事をご覧ください。

またメール営業については、「インサイドセールスのメール活用術【成果を上げるポイント】」の記事で詳しく解説しています。

テレアポ×メールで成功率アップ

以下のとおり、テレアポとメールを併用する方法もあります。

スクロールできます
手順メリット
①メールで資料送付
→②電話でフォロー
・開封率を確認できる
・興味はあるが返信を忘れていた顧客をフォローできる
・スピーディーに商談へつなげられる
①テレアポ
→②内容確認・資料送付・お礼メール
・営業活動の進捗を可視化できる
・見込み度の高い顧客を絞り込んでアプローチできる
・丁寧さをアピールし信頼感を獲得できる

テレアポとメールを組み合わせることで、それぞれの弱点を補った営業活動が可能です。さらにテレアポで1件あたりに割く時間を減らせるため、自社と顧客共にメリットがあるといえます。

メール営業の活用術については、「インサイドセールスのメール活用術【成果を上げるポイント】」の記事でも詳しく解説しています。

テレアポもメールも顧客の見込み度に合わせて

テレアポもメール営業も、やみくもに数をこなすだけでは成果が上がりません。顧客の見込み度に合わせ、適切なアプローチをかけることが重要です。

たとえばすでに接点のある顧客に対しては、テレアポを活用することで高いアポ獲得率を実現できます。まったくの新規事業の場合は、メール営業を活用して顧客との接点を幅広く作っていく戦略も良いでしょう。

より顧客を深く分析し、見込み度を把握するためにはオウンドメディアといったWeb集客の活用もおすすめです。オウンドメディアの役割やメリットついては、「インサイドセールスにおけるオウンドメディアの活用方法」をご覧ください。

【アポ獲得前】顧客の状況別・メール例文

では実際のメール例文を見ていきましょう。ここではアポを獲得する前に送るメールを、状況別に紹介します。

  • 完全に新規の顧客へのアポメール
  • 保留になっている顧客へのアポメール
  • 見込み度が高い顧客へのアポメール
  • お問い合わせへの返信メール
  • 以前失注した顧客へのアポメール

状況に応じて、使い分けてみてください。テンプレートとして保存しておくと、送信作業の手間を減らせますよ。

なおテレアポの成功率を高めるコツについては、「テレアポのアポ率を高めるための具体的な方法と計算方法」をご覧ください。

完全に新規の顧客へのアポメール

これまでまったく接点がない、完全新規の顧客へアポメールを送る場合の例文は以下のとおりです。

件名:新サービス「◯◯」のご案内【△△商事】

本文:

株式会社▢▢
田中様

突然のご連絡にて失礼いたします。
△△商事にて「◯◯」というサービスの担当をしております、山田と申します。
貴社のサイトを拝見し、弊社のサービスがお役に立てるのではないかと思い、ご連絡いたしました。

特に◯◯業界内で厚くご支持いただいている「◯◯」は、以下の実績がございます。

・リリースから1ヵ月で導入実績◯◯件突破
・業務効率を〇%改善
・◯◯な課題の改善に貢献
・~~~~~~※PRポイントを記載

もし貴社でも同様の課題をお持ちであれば、ぜひ直接ご案内に伺いたいと考えております。
実際の導入事例や貴社でのご活用イメージなど、課題をお聞きしたうえでご提案させていただけますと幸いです。

直近では、下記の日程でご案内が可能でございますが、いかがでしょうか。

――――――――――――――
【候補日程】
・●月●日(●)●:●~●:●
・●月●日(●)●:●~●:●
・●月●日(●)●:●~●:●
――――――――――――――

※上記日程以外でも日程調整可能ですので、お申し付けください。
なお当日は30分〜1時間程度、お時間を頂戴できますと幸いです。

差し支えなければ、大変お手数ですがご都合のいい日程をお知らせいただけますでしょうか。
ご多忙の折大変恐縮ですが、何卒よろしくお願い申し上げます。

――――――――――――――
△△商事
営業部 営業1課
山田 隆
TEL:×××-××××-××××
Mail:××××××××@×××.com

自己紹介、商品紹介、商談の打診という3つの要素でメール文が構成されています。それぞれが長くなりすぎず、なおかつ丁寧さも意識した例文です。

特に商品紹介の部分では、ただメリットを訴求するのではなく、顧客の悩みに刺さる文面にするのがポイント。商品をより身近に感じてもらうことで、返信率も上がります。

保留になっている顧客へのアポメール

契約が保留になっている顧客へのフォローとして送るアポメールの例文は、以下のとおりです。

件名:「◯◯」ご検討のサポートをさせていただきます

本文:

株式会社▢▢
田中様

大変お世話になっております。
△△商事の山田です。
平素より、弊社サービス「◯◯」をご検討いただきまして、誠にありがとうございます。

以前は~~とのことでしたが、現在のご状況はいかがでしょうか。
もしほかのサービスと迷われている、もしくは~~に課題があるということでしたら、資料をお持ちして再度ご検討のサポートをさせていただければと存じます。
ご不明点等も、お気軽にお申し付けください。

つきましては、直近ですと下記の日程でお伺い可能ですが、いかがでしょうか。

――――――――――――――
【候補日程】
・●月●日(●)●:●~●:●
・●月●日(●)●:●~●:●
・●月●日(●)●:●~●:●
――――――――――――――

※上記日程以外でも日程調整可能ですので、お申し付けください。
なお当日は30分〜1時間程度、お時間を頂戴できますと幸いです。

差し支えなければ、大変お手数ですがご都合のいい日程をお知らせいただけますでしょうか。
弊社のノウハウが、貴社のお役に立てましたら幸いです。
ご多忙の折大変恐縮ですが、何卒よろしくお願い申し上げます。

――――――――――――――
△△商事
営業部 営業1課 
山田 隆
TEL:×××-××××-××××
Mail:××××××××@×××.com

上記のメール例文では、「自社の商品を契約してほしい」ではなく、あくまで「検討のサポートをさせてほしい」という姿勢を取っています。これにより、相手から信頼感や親しみを持ってもらいやすいのがポイントです。

見込み度が高い顧客へのアポメール

見込み度の高い顧客に対しては以下のとおり、自社商品の魅力が存分に伝わるメール文を意識しましょう。

件名:新サービス「◯◯」のご案内【△△商事】

本文:

株式会社▢▢田中様
突然のご連絡にて失礼いたします。
△△商事にて「◯◯」というサービスの担当をしております、山田と申します。
貴社のサイトを拝見し、弊社のサービスがお役に立てるのではないかと思い、ご連絡いたしました。

弊社は今年で創業◯年を迎える~~専門商社でございます。
今年◯月に開始となりました真サービス「◯◯」は特に◯◯業界内で厚くご支持いただいており、すでに導入実績◯◯件を突破しております。

■弊社について(公式サイトリンク)
弊社は今年で創業◯年を迎える~~専門商社です。
◯◯を理念とし、お客様に寄り添ったサービスや商品のご提案を地道に行って参りました。特に◯◯業界内では厚くご支持いただいており、◯件以上の導入実績がございます。

<導入企業様の事例>
・(大手企業名)
・(大手企業名)
・(企業名) など

■新サービス「◯◯」について
冒頭でご紹介した新サービス「◯◯」は、以下の課題を解決できる内容となっております。

・業務を可視化したい
・業務効率化を図りたい
・~~~~~~~ など

また従来のサービスよりも、◯◯という点が充実したプラン内容でございます。◯◯業界で発生しがちな◯◯の課題に着目し、よりご利用いただきやすい内容となっておりす。

■価格について
価格は、3つのプランからお選びいただけます。

①ライトプラン:価格(税込)
②スタンダードプラン:価格(税込)
③プレミアムプラン:価格(税込)

プランの詳細については、添付の資料にて詳しく説明させていただいております。ぜひともご覧くださいませ。

なお、ご検討においてご不明点やお困りになることもあるかと存じます。
そのため、ぜひ一度貴社でのご活用イメージなど、課題をお聞きしたうえでご提案させていただけますでしょうか。

直近では、下記の日程でのご案内が可能でございます。

――――――――――――――
【候補日程】
・●月●日(●)●:●~●:●
・●月●日(●)●:●~●:●
・●月●日(●)●:●~●:●
――――――――――――――

※上記日程以外でも日程調整可能ですので、お申し付けください。
なお当日は30分〜1時間程度、お時間を頂戴できますと幸いです。

差し支えなければ、大変お手数ですがご都合のいい日程をお知らせいただけますでしょうか。
ご多忙の折大変恐縮ですが、何卒よろしくお願い申し上げます。

――――――――――――――
△△商事
営業部 営業1課 
山田 隆
TEL:×××-××××-××××
Mail:××××××××@×××.com

見込み度の高い顧客は、多少長いメール文も興味を持って読んでくれる可能性が高いでしょう。自社サイトURLや、商品資料を添付するのもおすすめです。

お問い合わせへの返信メール

一度お問い合わせのあった顧客へは、以下のようなメール文で返信しましょう。

件名:お問い合わせありがとうございます

本文:

株式会社▢▢
田中様

平素より大変お世話になっております。
△△商事のお客様窓口担当をしております、山田と申します。
この度は、弊社の「◯◯」についてお問い合わせをいただき、誠にありがとうございました。

もしよろしければお問い合わせいただいた内容を踏まえ、貴社でのご活用イメージなどを直接ご提案させていただけますと幸いです。

直近では、下記の日程でご案内が可能でございますが、いかがでしょうか。

――――――――――――――
【候補日程】
・●月●日(●)●:●~●:●
・●月●日(●)●:●~●:●
・●月●日(●)●:●~●:●
――――――――――――――

※上記日程以外でも日程調整可能ですので、お申し付けください。
なお当日は30分〜1時間程度、お時間を頂戴できますと幸いです。

差し支えなければ、大変お手数ですがご都合のいい日程をお知らせいただけますでしょうか。
ご多忙の折大変恐縮ですが、何卒よろしくお願い申し上げます。

――――――――――――――
△△商事
営業部 営業1課 
山田 隆
TEL:×××-××××-××××
Mail:××××××××@×××.com

上記のメール文では、問い合わせから直接商談へとつなげています。簡単に回答できる問い合わせ内容であれば、メール文内で回答したうえで商談へとつなげると良いでしょう。

以前失注した顧客へのアポメール

以前案件化に至らなかった顧客へのアポメール例文は、以下のとおりです。

件名:新サービス「◯◯」のご紹介【△△商事/山田】

本文:

株式会社▢▢
田中様

平素より大変お世話になっております。
△△商事の山田でございます。
以前は弊社の「××」についてご提案の機会をいただき、誠にありがとうございました。

この度、貴社の課題に合った新サービス「◯◯」がリリースとなりましたので、ご連絡差し上げた次第です。「◯◯」は、以前ご提案した「××」よりも~~なサービスとなっております。

もしよろしければ改めて、直接ご案内させていただけますと幸いです。
直近では、下記の日程でご案内が可能でございますが、いかがでしょうか。

――――――――――――――
【候補日程】
・●月●日(●)●:●~●:●
・●月●日(●)●:●~●:●
・●月●日(●)●:●~●:●
――――――――――――――

※上記日程以外でも日程調整可能ですので、お申し付けください。
なお当日は30分〜1時間程度、お時間を頂戴できますと幸いです。

差し支えなければ、大変お手数ですがご都合のいい日程をお知らせいただけますでしょうか。
ご多忙の折大変恐縮ですが、何卒よろしくお願い申し上げます。

――――――――――――――
△△商事
営業部 営業1課 
山田 隆
TEL:×××-××××-××××
Mail:××××××××@×××.com

上記のメールでは、以前案件化に至らなかった理由を踏まえ、「今回のサービスは以前ネックとなった課題をクリアできる」とアピールしています。

顧客の状況に寄り添い、メリットを提示したうえで商談を提案している点がポイントです。

【アポ獲得後】状況別メール例文

メールやテレアポで商談を取り付けたあとも、メールでのフォローが効果的です。ここからは以下の状況別に、メールの例文を見ていきましょう。

  • アポ獲得のお礼メール
  • 事前の資料共有メール
  • 日程変更のメール
  • 前日のリマインドメール

メールでのフォローがあると、顧客側にも丁寧な印象を与えられます。さまざまな場面でのお礼メールについては、「商談後のお礼メールはいらない?例文を資料送付・訪問など状況別に解説」をご覧ください。

アポ獲得のお礼メール

まずはアポを獲得できたときのお礼メールの例文です。

件名:お打ち合わせの御礼と日程のご確認

本文:

株式会社▢▢
田中様

平素より大変お世話になっております。
△△商事の山田でございます。

先ほどはお打ち合わせの日程調整をいただき、誠にありがとうございました。
予定通り、〇月〇日(〇)〇:〇に、御社へお伺いさせていただきます。

お時間は1時間程、頂戴できますと幸いです。
貴社の課題をふまえ、具体的なお見積もりや〇〇(商品・サービス)導入後のイメージをご提案させていただければと考えております。

ご予定の変更等ございましたら、お気軽にご連絡ください。
引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。

――――――――――――――
△△商事
営業部 営業1課 
山田 隆
TEL:×××-××××-××××
Mail:××××××××@×××.com

とくにテレアポで商談を獲得した場合、メールで上記のようにフォローすることで備忘録にもなります

事前の資料共有メール

商談の前に資料を共有しておくメール例文は、以下のとおりです。

件名:お打ち合わせの御礼と資料のご送付

本文:

株式会社▢▢
田中様

平素より大変お世話になっております。
△△商事の山田でございます。

先ほどはお打ち合わせの日程調整をいただき、誠にありがとうございました。
予定通り、〇月〇日(〇)〇:〇に、御社へお伺いさせていただきます。
お時間は1時間程、頂戴できますと幸いです。

また当日ご提案するサービス「〇〇」の資料を添付させていただきます。
事前にお目通しいただけますと、当日もスムーズにご提案できるかと存じます。
ご不明点やご質問等ございましたら、お気軽にご連絡くださいませ。

お忙しい中大変恐縮ですが、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

――――――――――――――
△△商事
営業部 営業1課 
山田 隆
TEL:×××-××××-××××
Mail:××××××××@×××.com

事前に資料を送っておくと、商談当日の提案もスムーズに進みやすいでしょう。ただし、商談では共有した資料以上の情報を提示するように心がけましょう。

たとえば顧客に合わせた見積書を作成し持参したり、資料には載っていない業界のデータを提示したりすると効果的です。

また、メールを送る際は資料の添付し忘れに注意しましょう。

日程変更のメール

こちらの都合で商談日程を変更しなければならなくなった場合、以下のメール例文を活用しましょう。

件名:◯月◯日のお打ち合わせ日時のご相談

本文:

株式会社▢▢
田中様

平素より大変お世話になっております。
△△商事の山田でございます。

◯月◯日◯時に予定しておりましたお打ち合わせですが、急な予定が入ってしまい、貴社へ伺うことが難しい状況となってしまいました。
こちらの都合で大変恐縮ですが、以下の日程に変更を検討していただくことは可能でしょうか。

――――――――――――――
【候補日程】
・●月●日(●)●:●~●:●
・●月●日(●)●:●~●:●
・●月●日(●)●:●~●:●
――――――――――――――

上記日程以外でも、田中様のご都合のよろしい日程があればお申し付けください。
お手数をおかけしてしまい、大変申し訳ございません。
ご検討いただけますと幸いです。

――――――――――――――
△△商事
営業部 営業1課 
山田 隆
TEL:×××-××××-××××
Mail:××××××××@×××.com

こちらの都合で日程変更を依頼する場合、申し訳ない気持ちが伝わるメール文にしましょう。また候補日はマナーとして複数挙げるものの、先方の予定にできるだけ合わせるようにしましょう。

前日のリマインドメール

商談前日にリマインドメールを送る場合、以下のメール文を活用しましょう。

件名:◯月◯日のお打ち合わせについて

本文:

株式会社▢▢
田中様

平素より大変お世話になっております。
△△商事の山田でございます。

お打ち合わせの日程が近づいてまいりましたので、ご連絡させていただきました。
アポイントの詳細は、以下のとおりです。

日時:〇月〇日(〇)〇:〇~(1時間程度)
場所:貴社オフィス(5階)
内容:新サービスのご紹介・他者の導入事例・お見積もりのご提案 など

当日は私と課長の〇〇がお伺いいたします。
急遽ご都合が悪くなった際は、私宛(×××-××××-××××)にお電話いただけますと幸いです。
(こちらのメールには返信不要です。)

それでは当日、よろしくお願い申し上げます。

――――――――――――――
△△商事
営業部 営業1課 
山田 隆
TEL:×××-××××-××××
Mail:××××××××@×××.com

「日時(所要時間)」「場所」「内容」を明記するのがポイント。また急に予定が悪くなったときの対応についても、記載しておくと親切です。

アポメールの書き方のコツ

アポメールの書き方には、以下のコツがあります。

  1. 件名は簡潔で目を引く内容に
  2. 挨拶は略さない
  3. 本文は結論から
  4. メールを送った理由を明記する
  5. 顧客のメリットを明確にする
  6. 先方のアクションを明記する
  7. 敬語の誤用や誤字に注意

これらのコツを押さえれば、開封率も返信率もグッと上げられるはずです。メール営業の効率の高さを最大化するためにも、ぜひご活用ください。

①件名は簡潔で目を引く内容に

件名は誰が何を伝えるために送ったのか、一目で分かる内容にしましょう。

新サービス◯◯のご案内【△△商事】

相手が読みたくなるようなメリットを件名に添えるのも効果的です。

◯◯を解決!◯◯(新商品名)リリースのお知らせ【△△商事】

②挨拶は略さない

以下のような挨拶は、略さず記載しましょう。

  • お世話になっております。
  • 突然のご連絡、失礼いたします。

結論を急ぐあまり、挨拶を省くのはおすすめしません。相手の顔が見えないメールだからこそ、配慮を感じられる挨拶は重要です。メールを読み進めてもらうためにも、心象を悪くしない挨拶を心がけましょう。

③本文は結論から

本文は結論から書き出しましょう。たとえば、新商品を案内する場合は以下のような文面が適切です。

この度、弊社では「◯◯」という新サービスのご提供を開始いたしました。

結論を簡潔に記載することで、読み手は瞬時にメールの趣旨を理解できます。魅力的な内容であれば、さらに読み進めようとするでしょう。

反対に、何が言いたいのかよく分からないメールは読み進める気が起きません信頼性がないと判断され、読まなくてもよいメールとして扱われる可能性もあります。

④メールを送った理由を明記する

どのような相手に対しても、メールを送った理由を明記しましょう。新規顧客はとくに、「なぜ自分にメールが来たのだろう?」と不審に思う可能性があります。

相手からの信頼を得るためにも、メールした経緯を記載することは重要です。たとえば、以下のとおり。

貴社のサイトを拝見し、弊社のサービスがお役に立てるのではないかと思い、ご連絡いたしました。

このように記載すれば、相手も悪い気にはならないでしょう。

⑤顧客のメリットを明確にする

商品やサービスを訴求するときは、顧客のメリットを記載しましょう。たとえば、以下のとおりです。

悪い例最新技術を搭載
良い例最新技術により◯◯の課題を解決

「最新技術を搭載」という表現だけでは、顧客の関心は引けません。よりメリットを掘り下げ、「最新技術だから◯◯を解決できる」と具体的に記載することで、初めて顧客は文章を自分事として捉えられます

⑥先方のアクションを明記する

メールは送って終わりではありません。読んでもらい、その後のアクションに繋げることが重要です。具体的には以下のとおりです。

  • 返信を期限付きで促す
  • 都合の良い日程を教えてもらう
  • 申し込みサイトへ誘導する など

⑦敬語の誤用や誤字に注意

メールを打つときは、敬語の使い方や誤字に注意しましょう。メールは、そこに書いてある文章がすべて。どれほど丁寧なメール文でも、誤字が1つあるだけで信頼度が格段に下がってしまいます。

メールを送る前には校正ツール「Enno」などを活用し、ミスがないようにチェックしましょう。なおGmailやOutlookなどのメールソフトでは、送ってから一定の時間なら送信取り消しができます。

テレアポやメールの成功率を上げるポイント

テレアポやメール営業の成功率を上げるポイントは、以下の3つです。

  • 架電・送信タイミングを工夫する
  • レスポンスはできるだけ早く
  • アプローチ後のフォローも忘れず

質の高い営業活動で、ぜひ効果を最大化してください。

架電・送信タイミングを工夫する

テレアポに限らず、メールも送るタイミングが重要です。ターゲットに合わせ、適切な時間にアプローチしましょう。たとえば以下のとおりです。

スクロールできます
営業スタイルターゲット対応してもらいやすい時間帯
BtoB営業会社員10:00頃12:00頃16:00頃
BtoC営業主婦・主夫9:00~14:00

ターゲットが会社員の場合、朝一の仕事がある程度落ち着いた10時頃や昼休憩に入る12時頃、仕事が落ち着く16時頃がねらい目です。一方、ターゲットが主婦の場合は家事や送り迎えのない9時〜14時頃が最適。

また月曜日は、週末に溜まった仕事で忙しい人が多い傾向にあります。そのためBtoBやBtoCにかかわらず、火曜から金曜日は営業に適した曜日です。夜遅くや休日にテレアポやメール営業をするのはおすすめしません。

このように、ターゲットに合わせて架電やメールのタイミングを見計らいましょう。

レスポンスはできるだけ早く

問い合わせをいただいた際や、メールに返事をもらった際は、できるだけ早く反応しましょう。返事を待たせてしまうと、その間に興味関心が薄れてしまいます。またいち早く返信することで、「信頼できる」「丁寧」といった印象を抱いてもらえるでしょう。

一般社団法人ビジネスメール協会の調査では、ビジネスパーソンのうち7割近い人が、1日(24時間)以内に返信がこないと遅いと感じることが分かっています(※1)。できるだけその日のうちの返信を心がけましょう。

アプローチ後のフォローも忘れず

テレアポやメール営業は、その後のフォローも重要です。電話をかけっぱなし、送りっぱなしでは、せっかく興味を持ってくれた潜在的な顧客を取りこぼしてしまいます接点を作った顧客を育成していくためにも、フォローは欠かせません。

成果が出ないときは顧客リストやアプローチの見直しを

テレアポやメール営業で成果が出ない場合、このような原因が考えられます。

  • ターゲットとする顧客層が自社の商品に合っていない
  • 見込み客のリストアップ方法が適切ではない
  • ターゲットに対する営業手法が適切ではない など

必ずしも、テレアポやメール営業のスキルだけが結果に影響するわけではありません。状況によっては、マーケティング段階からの見直しも必要です。

営業代行はリーグルにお任せください

「新規事業で顧客の見込み度合いが不透明」「適切なターゲティングができているか分からない」このような場合は、営業代行会社リーグルにご相談ください。

リーグルはIT・Saas系企業に特化した営業代行会社です。これまで700社以上の導入実績があり、幅広い支援が可能です。

たとえば、テレアポのみの代行も可能です。またご希望があればマーケティングから営業代行まで一貫してコンサルティングすることも可能です。状況やご要望に応じて、ご依頼いただく業務範囲を柔軟にお選びいただけます。

特にリーグルは、スタートアップ企業や新規事業のフォローを得意としています。そのため新規営業が難航している企業様もぜひ、お気軽にご相談ください。

30秒でカンタン無料相談

まとめ-テレアポとメールは適切に使い分けよう

テレアポやメール営業は、状況やターゲットに応じて使い分けることが大切です。また、実施するスタッフのスキルも、アポ獲得率に大きく関わってきます。

リーグルなら、営業手法の最適化や営業スタッフのスキルアップなど、幅広いサポートが可能です。もちろん、弊社の高いスキルを持ったスタッフがテレアポやメール営業などのインサイドセールスを包括的に代行することも可能

ご契約期間中に蓄積したノウハウや知識はその後も自社の財産として、その後もご活用いただけます。「営業活動を一度しっかり見直したい。」そのようなお考えの企業様は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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【参考】
※1:ビジネスメール実態調査2023

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